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前触れもなく、急に胸がドキドキして、息が苦しくなるって、酸素が足りないような気がして、息がハアハアしてしまう。心臓が口から飛び出してしまうのではないかと思ったり、冷や汗や手のしびれが出てきて、このままでは死んでしまうのではないかと強い不安のさらされるのが、パニック発作です。
どうしてこんなところで発作が起こるのかがわからず、本人にも周囲にもまったくこの症状が理解ができず、困惑するばかりです。どこか身体が悪いのかと病院に行き、色々な検査を受けてもどこも異常なところはなくて、医師からは気分的なものとか、自律神経失調症・心身症・過呼吸症候群・狭心症・メニエール病等と診断されてしまうこともあります。
発作が重なると、人ごみや飛行機、美容院、降りられない乗り物、混んだエレベーター、車の渋滞、映画館、歯科治療など、自分でコントロールしにくい状況で不安になります。またあの時のようになるのではないか、とおびえ、症状に対する過敏さを伴うようになります。
さらにはそのような発作が出た際にすぐに逃れられないような状況を、例えば電車や飛行機などの乗り物や公共の場所を避けるようになります(広場恐怖)。そのため徐々に生活の制約が増え、自信をなくし、うつになることもあります。パニック障害は症状改善に薬物療法が有効で、パニック症状が現れた時は、早めにご相談ください。
パニック発作を軽減するために、薬を用い、症状や状況に応じて、薬を選択します。お薬によって発作が治まる、あるいはお薬で発作を抑えることができると実感できるようになると、自信が少しずつ戻り、予期不安が減り、そのことが発作の出現をさらに減らすことにつながります。
症状のぶり返しがないことを確認しながら、ゆっくりと薬を減量していきます。 パニック障害では、パニック発作の苦痛と恐怖のために生活が消極的になり、気持ちが身体の変化に過敏になる状態が続きます。その過敏さが、少しの変調を感知すると不安のスイッチが入り、発作へと拡大していきます。
この悪循環を断ち切るために、過剰な不安を取り除くための工夫や、生活スタイルの改善など心理療法的なかかわりが重要となります。パニック障害について理解して、過剰に不安にならないことは重要です。
また、例えば、薬を服用すればおさまるなど、こういう対処をすれば症状をコンロトールできるという心持ちにいたれば、不安はあってもやり過ごすことができるようになり、さらに不安が減るという軽快への良い循環になっていきます。
また、症状を、心が発した危険信号と考えると、何か心の中に葛藤や不安がなかったか、それはどういう不安なのかなどを考え始める糸口になります。精神分析的心理療法※の中で解決していくこともあります。